3.Webマーケ転職を実践

19話: 応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方とコツ(職務経歴書が重要)

前回の第18話では、転職エージェントに登録後、担当のエージェントとの初回面談の内容や、初回面談までに準備しておくことや注意したいポイントについて解説してきた。

前回のあらすじ

・転職エージェント利用の流れ(おさらい)

・転職エージェント登録後、初回面談までにやっておきたいこ
 ∟絶対にやっておきたいこと(転職の軸の決定)
 ∟できればやっておきたいこと
  →応募書類(履歴書・職務経験書)の作成
  →面接の想定問答(特に鉄板の質問の回答)の用意

・筆者の転職エージェント初回面談体験記(実際に3社利用)
 →登録から6日後の土曜日にリクルートエージェントの初回面談  
 →リクルートエージェントの初回面談から3日後の平日に有給休暇を取り、JACリクルートメント・ワークポートの初回面談
  ∟午前中:ワークポートは支社へ訪問しての初回面談
  ∟午後:JACリクルートメントとの初回面談は転職者に対する質問が深く、寄り添ってくれる印象

・初回面談時に注意したい・チェックしておきたいポイント
 ∟担当転職エージェントと良い付き合いができるかどうかのチェックポイント
  →良い意味で自分にムチ打ってくれるか
  →直近の転職成功だけでなく、その次のキャリアまで見据えた提案をしてくれるか
  →担当者の経験が浅くないか/エージェント自身が転職したことがあるのか

 ∟悪徳転職エージェントの見分け方
 ∟自分で直接応募するパターンもある!転職エージェントから紹介される案件だけで転職先を絞ってはいけない!

今回の第19話では、応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方やコツについて解説する。

特に転職活動では職務経歴書が合否を分けるポイントとなる。

Webマーケティング転職における職務経歴書の書き方についても実際の経験をもとに解説する。

目次

転職の応募書類(新卒の就活でいうエントリーシート)には履歴書と職務経歴書があり、職務経歴書が重要

書類選考を甘く見てはいけない(通過率は約20%)

審査

転職活動の成功(転職活動で内定を得て転職先の企業で活躍できるか)のキーとなるのは、やはり面接だ。

面接が転職活動の中では最も重要な位置づけ。

ただし、行きたい企業があったとしても、面接の前に書類選考がある。

書類選考に通過しないとそもそも面接してもらえない。

面接という舞台に立つためにも、書類選考(特に職務経歴書)がキーポイントとなる。

ちなみに転職の書類選考通過率は、大学の新卒就職活動に比べて非常に低くなる(20%くらい)

書類には履歴書と職務経歴書がある

転職活動における書類選考はほとんどの企業で、「履歴書」と「職務経歴書」を見る。

履歴書

あなたの学歴や社歴の概要、住所や電話番号などの基礎情報を記入する。

企業側は履歴書で、応募者が企業が求める最低限のライン(足切りライン)に達しているかを見ている。

職務経歴書

履歴書で書いた社歴の部分を深掘りして詳しく書く。

具体的にどんな仕事や経験があるか(どんな組織でどんなポジションでどんな業務をどれくらいやって、どんな成果があったか)を記入。

今までやってきた仕事や経験が、次の企業にとって役に立ち、活躍できる証明になるように表現。

ちなみに職務経歴書は履歴書のようにガチっとフォーマットが決まっている訳ではない。

ある程度自由度が高いため、人によって表現の仕方が異なるため、差がつきやすい

履歴書より職務経歴書の方が重要

職務経歴書

履歴書はバイトの面接や新卒の就職活動で誰もが書いた経験があるし、書く内容もフォーマットが決まっているため、ほぼ同じなのでそんなに差がつかない。

ただ初めて転職する人にとって、職務経歴書は人生でこれまで書いたことがほとんどないにもかかわらず、重要な書類なので、応募する人によって結構差がつく。

職務経歴書が書類選考を突破できるかという点で非常に重要。

なお、履歴書や職務経歴書は転職エージェントの初回面談前のタイミングで作成しておくことが望ましい。

詳しくは第18話で解説している。

履歴書作成のコツと注意点

作成はパソコン(Word)が基本

パソコン

指定がなければ、今の時代、パソコンでWordなどのソフトを利用して作成する。

転職エージェントを使うならWordのデータをマイページにアップロードするか転職エージェントから指示のある入力フォームに打ち込むで、物理的な紙に書く作業はほぼ発生しない。

履歴書の評価は減点方式

評価

企業側は履歴書を見て、応募者が企業が求める最低限のライン(足切りライン)に達しているかを見ている。

主に減点方式で見られることが多く、条件を満たしていない、足切りラインを下回った時点でもう1つの書類、職務経歴書を見ることもなく落選(お見送り)となる。

特に人気企業は応募者も多く数10秒で判断されることもあるだろう。

履歴書作成の注意点

誤字脱字がないように

人事

履歴書は減点方式だ。

誤字脱字があると評価する企業側の印象も悪くなる。

必ず何回か見直しを。

よくあるミスとして数字や英字の全角半角が統一されていない、文字の大きさやフォントが統一されていないなど細かい部分が多い。

項目に抜け漏れがあったり文章の量が少なすぎる(多すぎる)

履歴書で記入する項目があるのに記入していないケースがある。

「書きにくいから放置」では書類選考は突破できない。

書きにくい、内容が難しいなら思い切って履歴書のフォーマットを別のものに変更しよう。

履歴書のフォーマットは大体どれも同じだが、細かい項目は微妙に違うこともある。

「履歴書 フォーマット」で検索して自分が書きやすいものを選べば良い。

履歴書

転職エージェントから指定がある場合は、素直に転職エージェントに「この部分が書けない、書きにくい、書き方が分からない」と相談しよう。

転職エージェントのサービス内容にちゃんと、書類の添削が入っている。

また、項目に対して文章量が多すぎるのも禁物。

シンプルに企業側が読みにくい。

どうしてもアピールしたいことがあるなら、職務経歴書に詳細を記入し履歴書は概要か軽く触れる程度でも良い。

(あえて企業側にツッコミを入れてもらうスキを作っておくイメージ)

顔写真にこだわる(ケチらずフォトスタジオなどプロに撮影してもらう)

証明写真

履歴書の顔画像は第一印象。明るい印象を与えたい。

ちなみに自撮りや街中にある機械式の証明写真はおすすめできない。

必ずフォトスタジオなどプロに撮影をお願いしよう。

プロに頼むだけで写真の仕上がりが全然違う。

もちろん撮影時はスーツ着用で、「転職活動の履歴書用」と伝えればOK。

筆者はカメラのキタムラで撮影してもらったが、3,000円程度で紙で10枚と画像データをGETできた。

この数千円を決してケチってはいけない。

数千円で今後の人生が決まるかもしれない転職活動の書類の印象が良くなるなら、安いはずだ。

職務経験書作成のコツと注意点

職務経歴書の基本

職務経歴書はあなたが活躍できるという「証明」

照明

職務経歴書は次の会社(転職先の会社)にとってあなたが活躍できることを証明するつもりで書くのが基本。

証明するために、あなたがこれまでどんな仕事を経験してしたのかというエビデンス(証拠)を職務経歴書に示す。

企業にとってあなたが「こんな経験があるならウチで活躍してくれそうだな」と思ってもらう必要がある。

職務経歴書のポイント

企業に対して「御社の求める人物像に自分がマッチしていますよ。なぜなら私には具体的にこんな経験があるからです!」というスタイルで職務経歴書を書く。

そのため、あなたが志望する企業がどんな人を欲しがっているか把握することも重要だ。

企業がどんな人を欲しがっているかは企業の採用サイトや求人票の求める人物の欄に書いてあることもある。

転職エージェントの企業担当者に問い合わせて詳しく教えてもらうことも可能だ。

職務経歴書は漏れなくA4Wordで5-6枚。実績は具体的な数字で表現

職務経歴書

職務経歴書は社歴や在籍した部署/プロジェクトを抜けもれなく正確に書く。

端折ったり抜粋のみは原則しない。

履歴書の様に無理に1枚に収めようとしなくて良い。

A4のWordで10ページを越えてくると多すぎる印象だか、A4Wordで5-6ページ位を目安にすると良いだろう。

筆者も5-6ページで作成した。

業務内容は具体的に書く。

異業種、異業界からの転職活動の場合、面接官は専門外の人になるのであなたの企業や業務内容について分からないことが前提だ。

社内·専門用語はNG。

初めて聞く人でも分かるように噛み砕いて伝えるもしくは注釈を付けるなどの工夫が必要だ。

あなたが仕事であげた実績や成果も記載する。

具体的な数値で記載するのがポイント。

「○○業務を担当。目標~に対して ○%達成 ○○件·円でした

もちろん数字でPRできない努力や工夫した点、意識した点も補足で付け加えても良い。

職務経歴書はあなた側が主導権を握ってアピールできる唯一の機会(本気で作り込もう)

アピール

職務経歴書はたかが書類・資料であるが甘く見てはいけない。

面接に進めるかの第一関門は書類選考。

面接も基本的に書類(特に職務経歴書)をベースに質問される。

最大限の情熱を注ぐべきだ。職務経歴書にあなたの「血」は通っているだろうか?

書類選考や面接はすべて企業側のペースで行われるが、職務経歴書はあなた側が主導権を握って自分の持ち味をアピール、自分のアイデンティティを訴える唯一と言っても良いチャンスだ。

職務経歴書のタイプ

職務経歴書

熱意や企業にとって自分がどれだけ有益な存在になれるかをアピールためには、職務経歴書の書き方も重要。

職務経歴書とは履歴書と違って決まったフォーマットが無いためある程度、あなたが自由に書き方を決めることができる。

ただし闇雲に書いて良い訳ではない。

実は職務経歴書にも何パターンか書き方のフォーマットが存在する。

あなたのこれまでの実績や応募する企業によって使い分けて最適なフォーマットを選ぼう。

時系列型

時系列

ネットでググッたり大手人材会社が公開しているもの、転職エージェントの指定でWebやアプリで入力するものはほとんど時系列型。

このパターンが1番多く、オーソドックスなので迷ったらとりあえずこの型で良い。

履歴書と同じように、時系列順にこれまで経験した仕事や経験を並べて書いていく。

自分が年次を重ねるごとに順調に伸びている場合や、同じ業界や職種での転職をめざしている場合に向いている。

筆者もこのパターンで職務経歴書を作成した。

職能型

成長過程よりもあなたのスキル(職務能力)を強調したい時に使用する。

あるスキルをピックアップし、そのスキルを軸とし、そのスキルでこれまでどんなことを達成してきたのかを表現していく。

例えば、Webマーケティングの特にライティングスキルがあり、それによってこれまでどんな記事を書いて、合計○○アクセスがあり、○○件成約させた実績があります。など。

基本は時系列型で書き、最もめざましい働きをしたことについて部分的に職能型で詳しく表現したい時にも使うことがある。

ただし、専門的で市場価値の高いスキルかつ多岐な業務を経験していないと書きにくくなる。

複合型(自分流)

デザイン

時系列型と職能型を合体させたり、自分が書きやすいように応用し独自性をアピールするのももちろんアリだ。

特にデザインなどの経験やスキルがある人は、マーケティング業界でも重宝されるが、これまで担当したデザインや作品などのポートフォリオを職務経歴書の別添として付けることもある。

デザインの経験がない人でも職務経歴書に図解や表を入れるなど、読む人が理解しやすい、読みやすくなる工夫はぜひやるべきだ。

読むのが大変、読みにくい職務経歴書はもちろん書類選考を通過しない。

心配な人はネットでググれば色々なフォーマットが出てくるので一旦それを使うのが良い。

後で転職エージェントに添削してもらうのもOKだし、転職エージェントが職務経歴書のフォーマットをくれることもある。

職務経歴書の具体的な書き方

時系列型でも職能型であっても、仕事内容やプロジェクト毎に、1.タイトル>2.概要>3.役割>4.実績の順で掘り下げて書いて表現すると良い。

それぞれの書き方のポイントを解説する。

タイトル

レジュメ

・1文で分かりやすく

・誰のため(どんなお客様に)になにを目的(どんな商品)としたものか?

・誰が読んでも分かりやすいように

「対製造業界向けマーケティングの効率化を推進するソフトウエアの新規開拓」など

概要

・受ける企業のニーズ(求める人物像)に合う様に書く
 →できれば受ける企業が求めているような経験を中心に書くと良い

・1社ごとに内容を変えられるとベスト

「従業員100名以下の企業を対象にインバウンド対応および新規アポからのリード獲得」

・あなたが30代以上であれば企業がマネージャーになる人を求めているのか?も意識するべきだ。

マネージャーの経験があるなら、何人規模のチームのマネジメントをしていたか?も企業としては知りたい所なので書いておくべきだ。

役割

ベンチャー

・これまで経験した業務の目的と役割を意識して伝える

・その仕事の目的や自分の役割を述べ、どのようにそのビジネスプロセスに関わったのか書く

・誰が読んでも分かるようにどんなシチュエーションだったのか?を伝える(=あなたの仕事や部署がどんな環境だったのかを5W1Hで伝える)

「3名チームの中でおもに東日本エリアの新規開拓アプローチに従事。アポ獲得から提案、受注後のフォローまでを担当」

※必ず目的→役割の順で書く

実績

成績

・残した実績は、自分でなければ出せなかった価値などこだわりも加えると良い

・予期せぬ状況を乗りこえた経験や工夫したこともあると良い

・自分が活躍してその実績を達成したことが伝わるように書く

・成果を出した経験や考え方を次の会社でもやってくれそうか伝えること

・あなたの仕事ぶりや実績が転職先でも発揮されそうな「再現性」をアピールする(現職でしか通用しないような市場価値が低い実績をアピールしてもあまり響かない)

・結果や実績は数値化されたデータで過去系で言い切る(目標の+10%、30人中3人しか達成していない、5年連続達成など。平均値や参考値と比較してあなたの実績が優れていることをアピールしよう)


・ウソや数字を盛るのはNG

自分はその結果や実績を出すためにどんな行動や施作を行ったのか、ストーリー仕立てで表現するのもOK

例:「年間予算5,000万に対して6,500万の成果を創出。新規顧客開拓におけるパターン分析と打ち手のノウハウをチーム展開し、全体の売り上げに対して貢献につながった」

「STAR」を意識しよう

職務経歴書の特に3.役割、4.実績の部分は、S=シチュエーション、T=タスク(仕事)、A=アクション(行動)、R=リザルト(実績)を意識して書くと良い。

職務経歴書は「STAR」で書け

「S」Situation
シチュエーション
あなたの仕事や部署がどんな環境だったのかを5W1Hで伝える
「T」Task
タスク
仕事のミッション、目的、あなたの役割、責任の所在など
「A」Action
アクション
あなたの行動内容(ストーリー性で)
あなたは目標を達成するために、どんな施作を実行したのか
「R」Result
リザルト
結果・実績
数値化されたデータで過去系で言い切る
ウソや持ったりするのもNG

書類選考に受かりやすくなる職務経歴書のコツ6選

職務経歴書のタイプや書き方が分かったら、職務経歴書をさらによくするためにコツを理解しよう。

今の仕事と転職先の仕事の共通点や類似点を見つける

共通点

書類選考や面接などの転職活動では企業に「うちの会社でも活躍してくれそうだ」と納得してもらうことが求められる。

そのためには企業側にあなたが働いて活躍している姿を映像レベルで想像してもらう必要がある。

そのイメージをしてもらうためには、あなたの今の仕事と転職先の仕事との共通点や類似点を見つけて、具体的に伝えると良い。

職務経歴書ではこの共通点や類似点をアピールしよう。

社内評価ではなく市場価値を意識する

市場価値

あなたの現職での評価はあくまでも今の会社内での評価だ。

特に今、大手企業に勤めている場合はその大手企業の看板が無くなった瞬間、あなたの実力や評価はどうだろうか?

これは筆者も耳が痛いが、それが現実。

企業という看板のない自分に対する評価=市場価値の高さを職務経歴書では意識して書く必要がある。

これまで残した結果や実績ももちろん大事だが、その数字を残すにはどうやってできたのか?

自分が実行したプロセスやアクションの深さと濃さを同時に伝えることで、市場価値や再現性の高さを表現できる。

次の面接でのツッコミどころを用意しておく

面接

書類選考の後の面接は職務経歴書をベースに面接官からあなたへ質問がある。

また役員など当日面接官をする人には人事担当者から事前にあなたの職務経歴書に目を通すように言われているはずだ。

つまり面接の基礎は職務経歴書であり、面接は職務経歴書を提出した時点で既に始まっているとも言える。

面接が上手く行くように、面接で自分をアピールできるように職務経歴書を書く意識をすると上手く行くことが多い。

具体的には・・・企業側の面接官が面接であなたに「具体的に聞いてみたくなるポイント」や「ツッコミたくなる経験やスキル」を上手く職務経歴書に仕込んでおくことだ。

狙った通りに面接当日、質問がくればあなたがアピールできるチャンス。

書類選考を通過している訳なので、企業側もその「気になるポイント」に肯定的なはずだ。

自信を持ってアピールして良い。

冒頭にサマリーを入れたり図解を入れても良い

Webマーケティング

職務経歴書は履歴書と違い、複数枚以上となる。

人によっては長くなることもあるので、冒頭にサマリー(目次=どこに何が書いてあるのか)を入れても良い。

また、文字だけの職務経歴書が何枚も続くと企業側(読む側)も疲れるしあまり印象は良くない。

図解や写真、太字・赤字など見た目を良くして、読みやすくなるよう表現しよう。

※参考「ヤマヒ塾」(YouTube動画) Webマーケター転職のための職務経歴書のポイント

量が多くなるなら勝負「これだ」というものをピックアップすることも重要

ポイント

職務経歴書がA4Wordで10枚以上になる人は一度立ち止まって欲しい。

あなたの経験やスキルにもよるが、あれもこれも全部細かく書きすぎていないだろうか。

職務経歴書は長ければ良いという訳ではない。

特に実績に自信がない人ほどたくさん書いて落とされる傾向もある。

企業側もあなたの職務経歴書だけを見ている訳ではない。

人気企業ならたくさんの応募者の職務経歴書を見る訳であり、あなたの職務経歴書を読む時間は限られている。

ダラダラ文字を書き連ねるのではなく、短く分かりやすく伝える努力も必要。

また企業側のニーズ(求める人物像)に合わないことは書かず、企業側のニーズに合っていて、「これだ!」という自分の経験やスキルをピックアップして伝えるのも1つの手だ。

ワンポイントアドバイス

自分ができること、仕事の価値観を伝え、自分と会社のマッチ度合いを探っていくのが転職活動の本質だ。

どんなに素晴らしいスキルや経験をあなたが持っていたとしても企業側とマッチしなければ転職成功とは言えない。

自分が何ができる(can)も大事だかウィル(will)も大事

未来

転職活動や職務経歴書ではあなたが今できること(can)=技術、知識、経験を伝えることが重要だが、転職先の企業に対する意思や思いを大切にしていて、今後どうしたいのか(will)も重要だ。

これからの時代、どの業界や職種においても具体的に「何か新しい価値を創造する力」が問われている。

あなたが今できることを活かして、転職先の企業でどんなことをしたいと思っているか、どんなことを実現したいか、どんなキャリアを積みたいと思っているかの将来像も職務経歴書に書いておくと良い。

実際にWebマーケティング転職をした筆者の職務経歴書内容(副業ブログ部分)

履歴書・職務経歴書

私はWebマーケティング転職を行うにあたって、副業という形でブログメディアを運営していた。

この経験も職務経歴書に本業と並べて記載した。
実際にブログ部分の職務経歴書を紹介するので、参考にして欲しい。

個人での活動(ブログメディア運営)


20○○年○月よりWordPressでブログメディアを立ち上げ、現在も日々運用。

SEOでの集客を中心に、月間○万PVを安定的に記録中で、クローズドASPからの広告掲載依頼も経験。

サイト名称○○○○○○
サイトURLhttps://********************
ペルソナ
(ターゲットとする読者)
○○に悩みを持っている○○代の男性
主なコンテンツ内容・○○おすすめ情報
・○○コツ、基本知識、ノウハウ
・○○について
運営スタイル私の○○の経験と権威性を武器に発信。GoogleAnalytics、GoogleSearchConsole、GRC(検索順位計測ツール)で現状を分析しつつ、PDCAを回しながら改善活動を日々実施中。
集客方法SEO(流入経路の○○%以上を占める)
主な実績○○という読者のニーズに対し、「○○」というキーワードを中心に検索上位表示多数あり。月間約○○万PV。
クローズドASPからのアフィリエイト広告経験依頼も経験。

【入社後貢献できること】

ブログ運営の知見と経験を活かして、貴社では「Webマーケティング担当」「PR・プロモーション担当」として貢献ができます。

また、入社後は「Webマーケティング」のスキルをさらに身につけ、将来的にはWebやデジタルを中心とした総合的なマーケティング、ブランドマネジメント、経営戦略の立案にもチャレンジしたいと考えております。

応募書類の送付状=送付案内(かがみ)

送付案内

面接会場に持参して手渡しする場合や、転職エージェント経由で応募する場合は送付状(送付案内)は基本的に必要ない。

あなたから直接、企業へ送付する際に必要だ。

送付状(送付案内)は「こういう書類を提出します。受けとりください」と案内の意味を込めて、封筒を開けた際に1番上になるように入れる。

普段の仕事と同じように「ビジネス文書」として書き、日付、宛先、あなたの名前と連絡先、挨拶、簡単な応募の経緯(応募理由·志望動機·自己紹介)と何を見て応募したか(転職サイトなのか・その企業の採用サイトなのか)を記載する。

応募書類を入れる封筒には「履歴書・職務経歴書 在中」と赤で書いておこう。

参考サイト

細かい書き方は、以下のサイトを参考にすると良い。

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/64
(マイナビ転職のサイト)

https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4707/
(リクナビNEXTのサイト)


今回の第19話では、応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方やコツについて解説してきた。

次回の第20話では、転職活動における「適正検査」や「SPI」について、実際にWebマーケティング転職活動をした筆者の経験を含めながら解説する。

  • この記事を書いた人

れってぃ係長

33歳男 | 関西在住 | 社会人11年目(法人営業5年〜広報3年〜自社メディア運営4年目) | 自動車業界某大手企業の係長 | 副業でブログメディア2サイト運営中(月間3万PV) | 2021年3〜6月にWebマーケティング職への転職活動に挑戦 | 妻・娘の3人家族 | ウェブ解析士

-3.Webマーケ転職を実践

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