前回の第12話ではWebマーケティング転職における「企業の選び方」や「応募時に見ておきたいポイント」について詳しく解説してきた。
前回のあらすじ
・Webマーケティング企業の選び方
→企業のタイプで選ぶ(事業会社/支援会社/広告代理店)
→企業の規模や特性で選ぶ(大手/中小/ベンチャー/スタートアップ)
→Webマーケティング周りの職種や仕事内容(施作)を理解して正しく選ぶ(他の業務との兼任のケースもある)
・応募時に見ておきたいポイント
→広告やSEOの会社なら実物や現状をチェックしておこう
→応募企業のサイト(特に採用サイト)は絶対に見よ
→支援会社・広告代理店は企業のサイトで集客できるのか?を見よ
→求人票の採用条件をチェック
今回の第13話では、転職時に気をつけたいブラック企業の見分け方とブラック企業が多いとされ、おすすめできない業界について解説する。
ちなみに職種がWebマーケティング、Webマーケターであってもブラック企業、ブラック業界への転職はあまりおすすめできない。
逆にぜひ入社したいホワイト企業の特徴とホワイト企業が多いとされる狙い目のホワイト業界についても解説する。
ホワイト業界、ホワイト企業のWebマーケターを目指そう。
目次
ブラック企業の見分け方(段階別の見分け方)
応募前に見分ける(会社別に見分ける)
就職四季報を見る
四季報は東洋経済新報社が出しており信憑性が高い。
会社別の有給休暇取得状況や残業時間、離職率などの情報が掲載されている。
チェックしておきたい項目は、離職率、定着率ら社員の平均年齢・平均勤続年数はもちろんだが、以下の3点は盲点になっている場合があるから要注意。
チェックしておきたい3つのポイント
・3年後離職率
3年前の新卒採用がどれだけ辞めたかの割合で、40%越えたら危険。
また同じ業界の平均より高い場合も注意だ。
ブラックである可能性が高まる。
・新入社員の採用実績
全社員の人数のわりに新入社員が多くないかをチェック。
普通は多くても5-10%に収まるのが普通。
30%越えたらかなり危険。
・平均月間残業時間
全社全社員の平均であるパターンが多く、基本はあまりアテにならない。
定時で帰るバックオフィス部門(総務や経理など)の社員が平均を下げている場合も多く。
忙しいWebマーケティングの部署は平均よりも実際にはかなり残業時間が多かったという場合もある。
また、サービス残業がある会社はもちろんこの平均残業時間に計算されていないパターンもある。
この数値は抜け道がたくさんあり、表面上の数字であるため、アテにはならない。
参考として業界内の他社で比べて異常値でないかを確認しよう。
企業の口コミサイトも見る

「オープンワーク」や「転職会議」など、企業に対しての口コミサイトが数多く存在する。
内容はリアルでかなり生々しい。
基本的に退職者や会社にひと言申したい人の口コミが多いため、どうしてもネガティブよりのコメントが多くなる。
この辺りのバイアス(偏り)があると理解した上で、口コミには目を通してチェックしておこう。
あまりにも酷い会社は口コミサイトを見るだけでも排除できるだろう。
【口コミサイト】
キャリコネ、転職会議、myNewsJapan、エンライトハウス、Openwork、転職@2ch掲示板
その企業がなぜ人を採用しようとしているのか、理由を知る

求人票や転職エージェントによっては採用する理由や背景(なぜ中途で人が欲しいと思ったか)を明記していたり、教えてくれる場合がある。
採用の理由を知ることで、会社としての動きや今後の展望なども理解できるため、その会社の本質を知ることになる。
これは後々の面接対策にも活きてくる。
求人ページは優秀な人材を集めたいと思うため、良いことしか書いていないことが多い。
ただし、その会社の経営理念やビジョンと中途で人が欲しい理由、採用実態がリンクしているかチェックすることはできる。
辻褄が合うのであれば良いが・・・明らかに不自然である場合は要注意。
中途採用の基準が設定されているか、面接が進むにつれ、誰に聞いても同じ説明、回答であればgood。
求人票で見分ける
転職エージェント・転職サイトで検索して確認
求人票や会社案内がやたら情熱的

ブラック企業を見分ける基本中の基本。
次のキーワードがどこがに書いてあったら要注意。
【要注意キーワード】
夢、やりがい、アットホーム、社員は家族、希望、人物重視、仲間、絆、若手が活躍(→勤続年数が短いため中堅やベテランが在籍していないから)」
など抽象的なキーワードは怪しい。
具体的なアピールデータがなく、勢いと感情でごまかしているパターンが多い。
ずっと中途採用を募集している

求人票や採用サイトの掲載期間が長い場合は要注意。
目安としては1年以上。
ずっと出さないといけないほど、人が足りなすぎるか、人気がなく人が集まらない(他の人が受けないということはつまりそうゆうこと)パターンが多い。
不気味に給与が高い

お金に関してはたくさんもらえるには理由がある。
あなたの市場価値が高く他人には持っていないような特別なスキルがあるなら別だか、未経験で高額な年収設定がしてある場合は危険だ。
お金に目が眩むのは気持ちは分かる。
ただしスキルの割に年収が高いパターンには飛びついてはならない。
論理的に考えて年収が高い理由があるかどうかをチェックしよう。
特に年俸制、固定残業代、裁量労働制は要注意。
成果が出にくい業界やビジネスモデルと会社が分かっているのにわざと成果報酬型にしている場合もある。
また固定残業代や裁量労働制は残業しても給与が結果加算されないケースが多く、やたら月収ではなく年収(年俸)を強調してくるパターンが多い。
これらが絶対悪いという訳ではないが・・・
求人募集に「細かい文言があるか、福利厚生、有給取得率、女性比率は記載があるか、常に中途を募集しているか、口コミサイトの評判の確認、会社に対しての訴訟がないかの確認はしておこう。
社員数が数名で平均年齢が高いベテランばかり

特にベンチャー、スタートアップ、中小企業は注意したい。
未経験や若いメンバーを育てる風土がない場合が多く、入社できたとしても放置され、自分の成長やスキルアップができないことがある。
転職エージェントや面接官に過去に中途入社の事例があり、育成した事例や実績があるかチェックしよう。
企業サイトや会社案内の「教育体制が充実している」にだまされるな

基本的に中途は経験者を採用することが多く、新卒のように入社後の優しい研修はない、用意されていないことが多い。
自分で勉強して他に追いつくようなマインドとセルフスタートの姿勢が問われる。
ただし中途に本当に手厚い研修や教育があると確信があるならそれはgood。
未経験OKで中途で複数人を採用したい企業などは研修や教育の時間や機会を用意していることがある。
選考中に見分ける
面接で見分ける

選考や面接はあなたが会社を見定める場でもあり、あなたが企業を面接する場でもある。立場は対等だ。
面接官が横柄など、分かりやすいブラック企業もある。
面接官が複数人いるような面接では面接官同士のやりとりも注意して見ておきたい。
内部の社員への態度がキツい場合は要注意。
異様に採用ハードルが低い・すぐに内定を出す

やたら簡単に選考を通過する場合は要注意だ。
中途採用は即戦力または即戦力になりうる人材が欲しいため、新卒と比べても採用ハードルは高いはずだ。
ブラック企業は誰でも良いから採用したいと思っており、大量採用大量退職が定説だ。
決して楽な方に逃げては行けない。
転職は次の会社で活躍することがゴールだ。
繰り返しになるが転職活動では簡単に内定なんで出ない。
企業に選ばれているか?という感覚があるかは重要なチェックポイントだ。
選考が二次、三次と続く方が企業側もしっかりと転職希望者に向き合って、選んでくれる傾向が強い。
採用窓口担当(面接官)の顔を見よ

面接官や人事は言わばその会社の顔であり、会社の状態を示している。
暗くないか、目が死んでないかはチェックしておきたいし、配属される部署の部署長や直属上司とは面接や選考の中で最低必ず会っておきたい。
転職エージェントや面接官にそのような機会を設けてもらうようリクエストしてみるのもアリだ。
退職者の動向をチェックせよ

もし四季報や口コミで退職者の割合が多い場合は面接の時や転職エージェント経由で企業に質問してみることもありだ。
企業が回答をごまかす場合は相当ブラックである可能性が高い。
逆に退職率が高くてもポジティブな理由で転職する人数が多く、結果として退職率が高くなってしまっている場合もある。
また、逆に退職率が低いブラック企業もある。
「辞めれない」「辞めさせてもらえない」からだ。
これは退職率の視点だけでは見抜くことが出来ないので・・・他の視点からも企業をよく見ることが大事だ。
経営者が腹をくくっていない会社、組織はNG

どの会社にも経営者がおり、今後の展望やビジョン、方針、理念を語っている。
それに妥当性があれば良いが・・・時代遅れや違和感がある場合は要注意。
また経営者や幹部自身が熱く語れているかもチェック。
たまに、やる気が感じられない経営者も存在する。
またあなた自身がその展望やビジョン、方針、理念に共感でき、深く感銘を受けるかも重要だ。
(特にベンチャーやスタートアップの場合)
ブラック企業が多いとされる業界(Webマーケター職でもおすすめできない)
業界が決まったら給料や働き方、将来性がほぼ決まる

ブラック企業は会社別で見極めるのも1つの手ではあるが、ブラック企業が多い「ブラック業界」もある。
中にはその業界である時点で、既にほぼブラック企業であるような業界もあるので、あらかじめ知識として頭に入れておこう。
ブラックかどうかを業界単位で知る必要性
・給与は業界の生産性で決まるから
→どの業界にいるかで、企業の利益構造が大体確定して、給料の出しやすさが決まる
・業界が決まれば働き方が決まるから
→誰と関わるのか?お客様は誰なのか?が決まる。toCなのかtoBなのかも必然的に決定する。
特に労働集約型、競争が激しい、個人相手の商売(飲食業界、小売業界)などはブラックである確率が高まる。
・将来性が決まるから
→AIが台頭するなど将来性にも影響があるかが決まる。
仕事がなくなるかもしれない業界は避けたい。
ブラック企業が多いとされ、おすすめできない業界

業界全体の動向を調べることは大事だが、伸びている会社も実際には存在するので、応募する際には会社別の業績をさらに詳しく見ておきたい。
また、終身雇用の時代は終わりなる流れがあり今後は専門性やスキルが重要視される。
ブラック企業と分かっていて期間限定であえてブラック企業に転職する場合は無理には止めない。
それがあなたの転職の軸であるならば。
飲食業界

低い利益率のせいで社員の給与が低い。
入れ替わりも激しく、廃業が多い。
ライバルが多く激務な割に、市場価値の高いスキルが全く付かない。
長時間労働やサービス残業が当たり前。
また感染拡大など疾病や災害に弱く安定していないのがブラックである要因。
小売·アパレル

今の時代、他の会社、ブランドと差別化した商品を売るのが厳しくなっている。
の割に販売ノルマあり社員が自爆することが多い。
感染拡大およびECサイトの台頭と人口減少の煽りもあり、今後は実店舗は減る傾向だ。
WebマーケターとしてECサイトの立ち上げや拡販のポジションの転職ならワンチャンあり。
旅行代理店

薄利多売で業界全体で給与が低い。
感染拡大の影響で団体旅行は減り、個人旅行が増えており稼ぎにくくなっている。
またOTAが台頭し、ネット予約が早くて便利でそちらに人が流れている。
(=窓口ニーズは減っている)
感染拡大前から既に業界は不況であり、主に取次業務なので市場価値の高いスキルも身につかない。
消費者金融業界

債権回収が主な業務であり、スキルが特殊すぎる。
ゆえに市場価値が全くつかず転職しようとしても他で通用するようなことがない。
また業務は精神的にハード。
損保業界

主な仕事は事故が発生した時の受付業務や金額査定でこちらもスキルが特殊すぎる。
ゆえに市場価値が全くつかず転職しようとしても他で通用するようなことがない。
また業務は精神的にハード。
介護業界

報道がされているように、人手不足、長時間労働(サービス残業)、給与低い、身体的負担と多いとブラックの要素がたくさんある。
ただし、社会的ニーズはこれから多くなるのは間違いなく、やりがいもある業界であるため、もし志す場合は労働環境や会社の給与支払い能力をしっかりチェックすることが重要。
教育業界(塾·予備校)

やりがいがある仕事で転職希望者が持っている熱い思いや情熱が強い場合が多いが、その思いや情熱とのギャップが激しい業界でもある。
高いノルマ(子どもや親への営業ノルマ)が様々あり、休みが少ない。
また将来も少子化が進むため、どちらかというと斜陽残業。
感染拡大でオンライン教育が増えているため、企業としてこれをどのように捉えて方針やビジョンを出しているかも要チェック。
自動車業界

日本の自動車メーカーは販売·生産とも減少傾向。
中国がけん引している。
また感染拡大によって部品の供給が追いつかず生産も現在不安定。
日本一のトヨタが終身雇用が困難と表明したのは記憶に新しい。
また世界的に電気自動車·自動運転普及がトレンドだが日本はかなり取り組みが遅れている。
シェアリングやコネクテッドかーの行政の対応の遅れも懸念材料。
ただし市場規模と関連市場の多さは日本屈指ではある。
不動産業界

感染拡大、人口減少、国民の税負担増および平均給与の低下の影響で、未婚化が進んでいる。
また少子高齢化もあり今後は空屋が多くなるだろう。オリンピック後の地価暴落や東京一極集中化(地方の過疎化)も懸念。
変化に対応できていないような不動産会社は今後厳しい。
ブライダル業界

少子化、挙式の小規模化、感染拡大による結婚式の必要性が見直されており、厳しい。
式場や業者の数も現在非常に多く、需要に対して供給が多すぎる。
今後も結婚式のニーズの変化、多様化、新郎新婦側の費用面の都合で厳しい状態が続く。
斜陽産業(車の部品メーカー/出版/マスコミ等)

色んな業界に対して言えるが、衰退している産業の関連会社や関連企業も厳しい。
顧客のニーズが無くなれば売り上げが減り、売り上げが減るということは自分が成長できる、スキルアップする、良い経験ができるチャンスがそれだけ少なくなる。
他社で通用するような市場価値を磨くのは厳しいだろう。
【参考】これからの時代おすすめできない仕事・職種
このサイトを見ているということはWebマーケティングに興味があるはずだ。
Webマーケティングという仕事は市場価値が高くこれからの時代の流れを見てもおすすめだ。
もしあなたが求人票を見てWebマーケター以外の職種に浮気しそうになっている場合は要注意。
おすすめできない職種や仕事もある。
代替可能性が高い仕事

誰でもできる仕事はNG。
ただでさえ正社員の数が少なくなり非正規の数が増えている。
正社員として求められることは、どんどんハイレベルになっている。
自分の仕事が将来、AIに奪われる可能性も多い。
専門性や複雑な処理や思考を要するスキル、マーケティングなどの戦略的な業務はまだまだ人間が行うことがこれからも多い。
常に市場価値を意識し高める姿勢が重要だ。
中途半端な仕事の立場

転職では即戦力かどうかを求められることが多い。
幅広い知識があるか専門的なスキルや経験があると強い。
業界のことなら何でも幅広く知って横断できるジェネラリストか、1つの業務の専門性が非常に深いスペシャリストになろう。
中途半端に何年も同じ相手に同じことをしていると、市場価値は低下。
誰にも求められない人間になってしまう。
労力対効果が悪い仕事

ビジネスは時間内にいかに効率よく成果を出せるかがポイントでそれで実績や給与が決まると言ってもよい。
時間をかけても中々成果が出にくい仕事や業界、職種はNGだ。
効率よく成果が出る仕事を選びたい。
守り要素の強い環境の仕事

業界全体が先細りすると顧客ニーズが減り、やがて売り上げも減ってくるだろう。
会社を守ろうとする姿勢は良いことも多いが、守りに入りすぎているような前年踏襲型の仕事は言えば斜陽産業と同じだ。
やりがいがないしスキルアップもできない。
ホワイト企業・ホワイト業界の特徴
ホワイト企業の特徴
残業時間が月20時間以下

仕事内容や時期にもよるが、ざっくり月平均45時間を超えてくると身体的・精神的にキツくなりブラック企業と呼ばれるケースが多い。
ここで注意したいのは、残業時間は大体全社平均の数字なので忙しい部署もあればそうでない部署も合わせての数字であること。あまりは信用はできない。
できれば配属される部署だけの残業時間の情報を入手したい。
ちなみにオフィシャルな選考の面接で残業時間は聞かない方が良い。
選考後のオファー面談かカジュアルな場で確認するか転職エージェント経由で聞き出すのが良い。
20時間以下なら毎日残業するとしても1時間の計算だ。
有給取得率80%以上

ご存知のとおり、1人年5日以上取得することが2021年現在は義務化されている。
80%以上あれば良いが、逆に50%以下はブラックと言っていいだろう。
酷い場合は夏期休暇を有給取得に当てている場合があり、これだと実質、夏期休暇がないことになる。
求人票に夏期休暇や年末年始休暇の記載があるか確認しよう。
また休日についてもオファー面談かカジュアルな場で確認するか転職エージェント経由で聞き出そう。
評価制度/キャリアパスが明確で納得できる

上で説明したように残業時間が少なく休日が充実していることはもちろん、ワークライフバランスなど社員を大切に思っている会社はホワイト企業である確率が高い。
また、ホワイト企業はキャリア開発や昇進·評価などの制度が明確になっていて誰もが納得できる形になっていることが多い。
この点は選考や面接でしっかり確認しよう。
ブルーオーシャン領域で利益率が高い

他社やライバル企業がその会社の業界やポジションへ新しく参入しようと思った時、参入が困難である場合は強い。
例えば新規参入しようと思っても法律的に難しいかったり、工場などの設備投資に巨額の資金が必要だったり、世界をリードするような技術力が必然な場合。
他社から見て参入障壁が高いようなポジションに属している場合はブルーオーシャンと言える。ライバル企業も必然的に少なくなる。
ライバル企業が少なければ、極端な話、価格競争がなく値下げしなくて良い。
値下げしないということは、会社の利益率が高くその分社員の給与や賞与、福利厚生に反映される。
ちなみにこのような企業では、ハイスペック人材より協調性がある人材が欲しいと思っているケースがある。
ホワイト業界の特徴(参入障壁が高く、ライバルが少ない)
大学職員(私立大学職員)

未経験OKの場合が多く大学のWebマーケティングやPRのポジションがあれば狙い目。
ただし職場環境は「ぬるすぎる」場合が多く、スキルアップや市場価値をガンガン高めたい人には向かない。
労働環境は充実しており、年収も高く、休日も多い。
学校法人は気軽に参入しにくいため、他から見て障壁が高いと言える。
また大学は学生の学費でサブスクリプション的に安定した収益が見込めるのも強い。
将来的に少子化の影響があるため、人気のない地方大学、Fラン大学、定員割れしている大学は避け、私立で都会にあり偏差値が高い大学がGOOD。
国公立大学は給与が出にくい構造のため避けたい。
MARCHや関関同立レベルの私学を出来れば狙いたい。
ちなみに大学職員は超人気ジャンルのため、求人が出てもすぐ応募が殺到。
倍率は100倍以上とも言われている。
インフラ業界(鉄道/電力/ガス/通信)

鉄道/電力/ガス/通信などのインフラ業界がおすすめ。
関連会社、子会社、グループ企業も悪くはないが本家は絶対の雰囲気が合わない人も多いので、やはりインフラの本家を狙いたい。
もともと国営だった企業が多いため、年功序列の雰囲気ではあるが、着々と年収UPし福利厚生も手厚く安定感がハンパない。
他から見て参入障壁が非常に高く、人々から常にニーズがある。
製造業·メーカー

企業の数としては非常に多く、あなたの得意分野で挑戦できる可能性が高い。
また地方で働きたいと思った時に、第一候補として製造業やメーカーの名前が出てくるだろう。
メーカーのWebマーケターになればやりがいがある面白い仕事が多くあるだろう。
ただし感染拡大や不景気には弱いという特徴もある。
BtoB企業(化学、医薬品、タイヤ、電池、電子部品、化粧品、繊維)

人の目に触れることが少なくイメージしにくいが、隠れた優良企業はBtoB企業に多い。
旭化成/住友化学/富士フィルムなど。
大きな工場を作る資金力や技術力必要だから、新規参入も少なくライバルも少ないパターンが多い。
中途採用なら営業として転職しその後Webマーケターへの道を切り開くルートが多い。
グローバルニッチトップ企業

これも人の目に触れることが少なくイメージしにくいが、隠れた優良企業が多い。
狭いニッチな市場でトップのシェアを持っている場合は強くホワイト企業であることが多い。
高い参入障壁があって高い利益率があれば、ぜひ応募したい。
ちなみに他の転職者から見ても知名度は低いから必然的に倍率は低くなる。
グローバルニッチトップ企業は経済産業省が100企業発表をしているので、チェックしておきたい。
今回の第13話では転職時に気をつけたいブラック企業の見分け方とブラック企業が多いとされ、おすすめできない業界についてと、逆にぜひ入社したいホワイト企業の特徴とホワイト企業が多いとされる狙い目のホワイト業界について解説してきた。
次回の第14話では、Webマーケティング転職、Webマーケター転職における応募時の注意事項について解説する。